小川有閑（おがわゆうかん）代表理事

2012年3月ダギーセンター（米国オレゴン州）で研修、そこで出会った西尾温文、會田秀子と2014年にエッグツリーハウスを立ち上げ、2018年まで理事をつとめる。 僧侶として府中市にある浄土宗蓮宝寺住職をつとめるかたわら、2008年から自死・自殺に向き合う僧侶の会で自死予防・自死遺族支援に従事。 現在、一般社団法人自殺予防と自死遺族支援・調査研究研修センター理事、大正大学地域構想研究所主幹研究員、複数の大学で講師をつとめる。

＜メッセージ＞ 私たちは愛する人といつか必ず別れなければなりません。 その喪失は深い悲しみを生み、我が身をもがれるような痛みにもなります。エッグツリーハウスは、大切なひとを亡くした子ども、青少年、おとなが、安心してその思いを語り、お互いに支え合えるような時間と場所を提供していきます。

坂元達也（さかもとたつや）理事

一般社団法人The Egg Tree House 理事、プログラムディレクター、2008 年からカウンセラー富田富士也氏に心理カウンセリングを学ぶ。10～11 年カウンセリング・センターにて鈴木剛子氏に学ぶ。11 年グリーフ・カウンセラーの資格を取得。以降、個別カウンセリング、震災被災地でのカウンセリング、分かち合いの会などを行っている。また日暮亭愚樂という名で落語ボランティアにも参加している。

＜メッセージ＞ 愛する人を喪ったとき、遺された人はその人との時間を失います、その人との関係を失います、その人の意思を失います。そして、その人の愛に支えられていた遺された人の部分も一緒に失います。そうした喪失とともに深い悲しみがやってきます。失われたものを取り戻すことはできません。でも、遺された愛の記憶がそれらを新たな形で作り直してくれます。それらはきっと遺された人を支えてくれるでしょう。そして、悲しみ抱きながらも生きていくことができるでしょう。そうしたケアができる場が「たまごの家」です。

宮下恵子（みやしたけいこ）理事

一般社団法人The Egg Tree House 理事、プログラムディレクター、The Egg Tree House ファシリテーター４ 期生。中学校で養護教諭をしている。 エッグツリーハウスでは主に子どものたまごの時間を担当している。聖路加看護大学卒業。

＜メッセージ＞ 私はこの The Egg Tree House を通して沢山の方々と出会いました。これらの温かい人との出会いで私自身が勇気づけられ、支えられてここまで来ている気がします。 一人でできることには限りがありますが、この The Egg Tree House に興味を持ち一緒に活動してくださる方が増えることで、最近は遊びのグループや YouTube での動画配信など、これまでよりも幅広い活動ができるようになりました。とても嬉しいことです。 これからも The Egg Tree House の活動に参加される皆さんにとって、ほっと安心できる場に、そっと寄り添える場にしていきたいと思います。緑豊かな小金井で、苗場で待っています。

尾本美由紀（おもとみゆき）理事

一般社団法人The Egg Tree House 理事、広報・渉外担当、プログラムマネージャー、The Egg Tree Houseファシリテーター1 期生。順天堂医院小児科親の会「えくぼ」役員。米国きょうだい支援Sibshops 認定ファシリテーター。 2008 年の自身の喪失体験から、きょうだい支援の必要性とグリーフケアに関心を持ち、本活動に携わる。2017 年6 月、アメリカで開催のNational Alliance for Grieving Children に参加。

＜メッセージ＞ いつもエッグツリーハウスの活動にご支援いただきありがとうございます。たまごの家は悲しみを抱え、日常生活の中ひとり孤独に戦う子どもたちが、同じ経験をした仲間とともに遊び、本当の自分でいられる、温かい場所です。 昨今コロナ禍で困難な状況にある子どもたちが増えていることも気がかりです。私たちはそのような子どもたちの存在を多くの方に知っていただき、本団体の活動が支援を必要としている子どもたちに届くよう願っています。

會田秀子（あいだひでこ）理事

一般社団法人The Egg Tree House ファシリテーター育成、研修担当理事。医学博士、看護師、一般社団法人抗酸化研究所顧問。東洋英和女学院大学大学院修士課程、順天堂大学大学院医学研究科修了。 2012 年3 月，2013 年7 月International Summer Institute（ダギーセンター）で研修。2016 年、2017 年National Alliance For Grieving Children に出席。 2017年「母と子の悲嘆関係」を発表。同年、ベトナムで枯葉剤被害者の生活を視察。国内のグリーフケアと海外のグリーフケアを比較しながらグリーフについて学習中。

＜メッセージ＞ 2014 年に西尾温文さん、小川有閑さんと一緒にThe Egg Tree House を設立しました。 2018 年に一旦The Egg Tree House を離れましたが、西尾温文さんの急逝で再び理事に就任いたしました。 設立時を第一世代とするなら第二世代に移った感があります。西尾さんの思いを引き継ぎながら「たまごの家」が地域に根差すようにしていきたいと思っています。